鳥神岡~伊佐市の優しい富士山~

2021-10-27

伊佐市の鳥神岡(とがめおか)に登って来ました。

伊佐市は、周囲に水俣や出水市、姶良市えびの市があり、多方面の街へとアクセスしやすい市です。

 

特色として、稲作や焼酎醸造が盛んです。

伊佐米はブランド米としても人気が高い商品です。

国指定文化財の郡山八幡神社には、現存する資料としては最古の文字となる「焼酎」と書かれた木片があるそうで、これが伊佐市が焼酎発祥の地と言われる由縁だそうです。

 

また国内唯一の金鉱山となる菱刈鉱山もあります。

 

2016年には冬季に-15.6℃を記録しており、鹿児島の北海道とも言われたそうです。

 

それに、「スラムダンク」や「バカボンド」を描く漫画家、井上雄彦の生まれの地でもあります。

 

そんな伊佐市には、伊佐富士と呼ばれる山があり、それが鳥神岡です。

標高は404mですが、山の形が富士山を思わせるものがあるかもしれません。

 

鳥神岡に行くには、伊佐市に入り国道268号線を走り、途中県道118号線に入ります。

途中、伊佐市内のほぼ中央を流れる羽月川を超えて行きます。

後は、案内を見ればすぐに着きます。

 

では、さっそく登って行きます。

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路肩に駐車します

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登山口

登山口に入って少し登った所には、手洗い用のポリタンクが付いた仮設トイレがありました。

登山客に配慮してのことでしょう。

なんだか心が温かくなる光景でした(トイレの話ですが)。

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女性にも優しい心遣いですね

 

登山道についてですが、途中竹林となります。

これが太くて立派な竹なんです。

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さりげなくおnewのポールも一緒にパチリ

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竹林 良い雰囲気です


竹林も途中で終わり、先を進んで行くと案内板を見つけます。

どうやら、旧道と初心者にも優しい道に分かれる模様。

私は、初心者なので優しい道へと進んでいきます。

 

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休日なんだからゆったりしたっていいじゃない

 

少し進むと脇の方に小学校と個人の名前、それと植えた小さな木がありました。

その小学生が仮に伊佐市を離れたとしても、月日が経ちまた伊佐市に戻った際、自分が植えた木が大きくなった様子を見るのは、何か胸に来るものがあるかもしれませんね。

小学校の素敵な配慮です。

 

小学生が利用する山だからでしょうか、登山客に優しい山に思えます。

そんなに急斜面ではない道でも長いロープが置いてあり、お年を召した方でも安心して山頂を目指せます。

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優しいロープ(?)

 

私にとって鳥神岡が優しい山だと感じた一番の理由ですが、

蜂がいません。

 

季節が秋のせいか、今までの登山ではアシナガバチに追われたり、道の真ん中で羽を休めてなかなか通れなかったり、オオスズメバチが羽音鳴らしてきたりと蜂関係では散々な目にあってきましたが、鳥神岡では全く蜂に会いませんでした。

 

おかげで気持ちよく足を進めることが出来ました。

 

あっという間に山頂へとたどり着きました。

山頂はある程度のスペースがあり、真ん中の岩場は腰掛けて景色を楽しむにはちょうど良いポイントとなっています。

私も人と蜂がいないのをいいことに、岩場で横になって空の景色を堪能したいました。

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私が寝ころんだ岩場

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山頂 左側にもスペースがあります

山頂からの景色もいいです。

伊佐市を上から一望することが出来ます。

宮崎県の方面では、高い山が見えました。

霧島山でしょうか?

 

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ブランド米をもつだけあって田んぼが多いです

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登頂記念

 

下山もゆったりと出来ました。

ラーメン屋もいくつもある魅力ある街、伊佐市でした。

実にリラックスした時間を頂きました。

ありがとうございました。