亀ヶ丘 ~パラグライダーと亀とエビ登山~
2022-6-8
南さつま市の亀ヶ丘(かめがおか)へと登ってきました。
この日は磯間嶽に登ったのですが、
「近場の低山ならばもう一山登ってみようかな」
と考えが浮かびました。
そこで亀ヶ丘が近くにあることと車で山頂付近にまで行けることをリサーチしていた私はその山に向かうことにしました。
車で山頂に行く気満々ですが、私の中ではそれも登山に含んでいますのであしからず。
亀ヶ丘についてですが、標高は387mで山頂は「星降る丘展望台」と「東シナ海展望台」の二つあります。
映画「007は2度死ぬ」のロケ地にも使われた場所だそうです。
また、パラグライダーの発進場もあるようです。
興味のある方は、一度連絡を取ってみるのはいかがでしょうか?
最初に訪れたのは東シナ海展望台です。
駐車場はまあまあ広かったです。
割と階段はありましたが、一段の縦の長さが大きいのとそこまで高くない段差のため、足をそこまで持ち上げなくて済むのであまり疲労はなかったです。
それに階段の先の木々の無い広い視界がドラマにでも使われそう(洋画で使われたのは意外でしたけども)でワクワクさせてくれます。
ワクワク > 疲労
とこの時はなっていました。
三角形の山の部分は今岳というそうです。
登れるのでしょうか?
ここの丘はのんびりと心地よい気持ちで登れました。
ファミリー層の方々であれば、おにぎりやサンドイッチ持参でピクニックとして訪れるのもいいかもしれません。
さて、続きましては星降る丘展望台です。
ここは山頂とそこより少し下った所の2か所に駐車場がありました。
私は下った所に車を停めて山頂を目指します。
登る道は2か所あり、1つは写真のような車道でもう1つは徒歩の道でした。
この時に「ガササッ」と音がしました。
大きめの音だったので、足を止めて音のなる方を見ます。
イノシシだったら木に飛び移ろうかとか考えていたと思います。
茂みから出てきたのは野ウサギでした。
私には一瞥もせずに全力ダッシュで逃げていきます。
顔も碌にみれていないので、かわいいかは分かりませんでした。
1つ分かったのは、生きるのに必死だということでした。
森林浴の森の入り口に戻ると、何となく
車道の方が長く歩かないといけないんじゃ?
という考えが浮かびました。
有言実行、駐車場に引き返して徒歩ルートから再び登り始めます。
駐車場から見えてはいたのですが、ここにはカメの頭のような岩場の観光スポットがあるようです。
せっかくですし、行ってみます。
どうやらカメは左の海と右の山々に目を向けているようです。
察するに、海に潜って体を洗うか陸地でひなたぼっこでもしながら寝てしまうか迷っているのでしょう。
私も仕事で帰りが遅くなると風呂に入るか、寝てしまうか迷うものです。
その2つの迷いは生物の境界線を越えるものなんでしょうね。
そういうことにした私は先に進むことにしました。
登山道は、車道を除けば1号と2号の遊歩道があります。
カメの頭は2号遊歩道沿いにあるため、そこから山頂を目指します。
ただこちらの遊歩道は1号に比べるとやや荒れ気味でそこまで使われてないように見えました。
そんなこんなで星降る丘展望台へと辿り着きました。
展望台の下では、団体客がいらっしゃいましたので、展望台の上からの写真のみとなります。
2つの展望台はどちらもファミリー層が訪れやすく、おいしい握り飯が景色とともに味わえる場所となっています。
下山した私は道の駅に寄って、南さつま市の特産品であるタカエビを購入しました。
その日のおつまみにしました。
「薩摩の甘エビ」と呼ばれるタカエビ。
その名の通り、甘味があっておいしい味でした。
良い体験ができました。
ありがとうございました。