大中岳 ~トトロ登山~

2022-8-24

 

長島町の大中岳へと登ってきました。

大中岳は標高403mで長島町では最高峰の山です。

また、こちらの山ではトトロに会えるとの情報をキャッチしました。

 

コロナと距離の関係で、もうすぐ開園する愛知県のジブリパークに行けない私は、長島町のジブリキャラクターに会いに行くことにしました。

 

県道47号線を北上し、川床小学校辺りで左折し矢岳を時計回りに周回して(株)FKコーポレーション辺りを目指しました。

矢岳も大中岳も看板はありませんが、上記の会社付近に登山口があります。

また、大中岳と矢岳の間には、割と大きな路肩があるのでそちらに駐車しました。

 

 

私が駐車した場所

 

さてさて気になるのは写真の背後に前進して見えてくる二つの入り口。

左が大中岳、右が矢岳です。

まずは行きやすそうな矢岳から行ってみました。

 

左の大中岳

右の矢岳

矢岳線を歩いて行きます

 

途中、小さなヘビを見かけました。

オレンジの線が入った鎖模様のヘビです。

鎖模様というとマムシを思い浮かべましたが、彼はもっと自然に溶け込みやすい色です。

 

調べてみるとヤマカガシのようでした。

毒の強さでは日本トップクラスのヘビです。

牙が奥にあるため刺さりづらいそうですが、マムシやハブ以上の毒の強さで、致死率は10%にものぼるそうです。

子どもとはいえ、舌をちろちろさせる姿には私を近づけさせない何かがありました。

 

ちろちろが怖い


幸い広い道でしたので、よけて進んで行きます。

左側に電波塔への入り口がありますので、そちらに向かいました。

 

電波塔の入り口

電波塔

 

この電波塔のフェンス沿いの道を行けば山頂へと辿り着くようです。

 

フェンス沿いの道

 

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この茂み道に対して、私の脳裏に浮かぶのは先程のヤマカガシの子どもでした。

子どもがいるということは、大人がいるのです。

 

それと茂みがなかなかの生い茂りでピンクのリボンもない道でした。

登山道っぽいけど、あってるのかな~と思い始めます。

 

なんとなくヤマップを(今更)インストールして、矢岳周辺の地図をダウンロードしてみます。

 

アンテナ一本のせいか時間がかかり待ちきれませんでした。

 

危ない・分からない道は躊躇するなら行かないのがきっと登山の鉄則だろうと思い、引き返すことにしました。

 

いいんです、今回のメインは大中岳ですから、トトロがまっているのですから。

というわけで、引き返して大中岳の登山口に入って行きました。

 

大中岳の入り口より先の道

 

道中、アブに右肩を刺されました。

ちくりとした痛さに驚き小走りで登山していきます。

ゆったりさせてくれ~。

途中、左側に手作り木製の手すりがついた階段を見つけそちらに行きました。

 

手作り感のある階段

 

見ての通り生い茂っています。

しかし、私はもうすぐトトロに会えると思い進むことにしました。

 

大岩が雰囲気を一変させます

大岩の向こう側に行くと、山頂へと辿り着きました。

いよいよトトロとのご対面です。

登頂記念

看板の上で出迎えるその方は・・・

トトロです!

まっくろくろすけもいました!

 

やはりトトロは本当にいたようです。

メイの発言は嘘とばかり思っていましたが、訂正しなければいけません。

 

願わくば、中トトロと小トトロが並んでいた時期に来てみたかったです。

彼らは今、この森の中を颯爽と駆け巡っているのでしょう。

あと、カオナシも。

 

周囲の景色

もののけ姫のこだまも出てきそうです

 

満足した私は下山を開始します。

木製の手すりの階段を降りて、空を見ると雲が一面を覆っていました。

もうすぐ雨が降りそうです。

午前中の登山でしたが、予報では午後からにわか雨のはずでした。

しかし、下山するだけで距離もそう遠くないのでゆったりと行こうと思いました、この時までは。

 

降りそうです

 

すると、また途中でアブに右肩をちくりとやられました。

多分、同じ彼でしょう。

私の強制トレランが幕を開けました。

 

マイペースな私ですが、アブにペース配分を変えられるとは思いませんでした。

小走りで進めど進めど耳元に聞こえてくる羽音が私を失速させることなく、まっすぐ下山の道を進ませました。

 

車に戻り、運転し始めるとすぐに雨が降り始めました。

それも強い雨でした。

 

もしヤマカガシを見かけることなく矢岳の山頂を目指していたら?

もしアブに刺されることもなくゆっくり歩いて下山していたら?

 

運転する私はびちょびちょになっていたかもしれません。

どうやら彼らには感謝しないといけないようです。

ありがとうございました。