三重嶽 ~薄化粧登山~
2022-2-5
鹿児島市の三重嶽に登ってきました。
三重嶽は花尾山の近くにある山で、皆与志町・東俣町・本名町との境にあり標高は486mです。
どうやら三つの頂上があり、一重嶽・二重嶽と続き、最高峰が三重嶽になるそうです。
話はそれますが、鹿児島市の中央地域にある鴨池には与次郎という町があります。
かつては与次郎ヶ浜という塩田がありましたが、現在は埋め立てられて鴨池運動公園やショッピングモールが建設されており、観光の土地となっています。
この与次郎という町の名前の基となる人物ですが、「平田 与次郎」という百姓であり、兵庫県の赤穂の地から塩田づくりの技術を学び、鹿児島市に伝えたとされています。
ちなみに、赤穂は「塩の国」とも呼ばれ、2019年には日本遺産に登録されています。
なぜこの話をしたかというと、うっすい理由しかありません。(サブタイトルが薄いだけに・・・なんつって)
鹿児島市の山に登るのでついでで調べたことを書きたかっただけです。
私も鹿児島出身ながら生まれた地域のことすら碌に知らなかったものでちょいとばかり学んでいる最中です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、話を登山に戻します。
三重嶽の駐車場に行く道中、牛の牧場を通りました。
つぶらな瞳の黒牛に癒されました。
駐車場は10台以上でも余裕を持って停めれる広さでした。
この時点で桜島が見えましたが、そこは山頂のお楽しみの一つということで写真には治めませんでした。
三重嶽の山頂へと向かうルートは二つあり、短めの急登コースとちょいと長めのゆったりコースです。
いつもの私であればゆったりコースを躊躇なく選ぶのですが、若干雪が降った後があり、空もまだ物足りなさそうな様子に見えた上に、早めに下山することが頭にちらついたのでやむを得ず急登コースを選びました。
急登コースの登山道ですが、基本一本道です。
ゆったりコースと合流するところがありますが、これもややこしくはありません。
急登コースとありますが、手を使わずに登れたのでそこまできつくはありませんでした。
道中、牧神という馬頭観音のある所を通りました。
ここは島津藩の馬を育てていた牧場のあった所のようです。
しかし、先を急いでいたため言葉だけでしか伝えられません。失礼いたしました。
山頂までもう少しの所まで来ましたが、ここで景色が一変しました。
木々の葉にはうっすらと雪が乗っかっていたのです。
写真じゃちょいと分かりづらいですが、周囲を白と緑の混ざった木々に囲まれた空間はどこか違う地域に訪れたような気持ちにさせてくれました。
山頂近くまで来たこともあり、積雪の不安も和らいだのでゆったりと歩いていきました。
天気が良い時には霧島連山も見えるそうですが、本日は断念致しました。
帰りはゆったりコースから下山をしました。
率直な感想としてはゆったりでした。
良い経験が出来ました。
ありがとうございました。