冠岳 ~みたび・東の果てまで登山~
2022-6-29
いちき串木野市の冠岳へと登ってきました。
こちらの山は3度目になります。
3度目にして、ようやく天気の良い日に登ることが出来ました。
30℃越えの気温には参りましたが・・・。
兎にも角にも、本日もお世話になりました。
車は前回も利用した、徐福像が見えるトイレ付きの駐車場に停めました。
今回で西から東までの山頂を踏破し終えるのですが、だからといって西嶽から登ることはしませんでした。
西嶽は二度登りましたし、お昼過ぎからの登山ですし、水筒のうっすいポカリ水が登山前から半分近くになっていたからです。
「三本の矢」と同様、西嶽を登らなくていい理由を三つもあげた私の心は容易には折れませんでした。
不屈の意志を持って、近い道から登ることにしました。
ここで仲の良いご夫婦と会いました。
挨拶をして案内板を見ていると、煙草神社に行くのかと聞かれました。
階段を登るより、5,6段目をすぐに左側に入った道の方が冒険が出来て良いとアドバイスを受けました。
私が、東岳まで行きたいことを告げると、お二人であの道かなこの道かなと話し合い、材木岳の所から中岳へ向かうように教えてくれました。
そこでお二人と別れたのですが、煙草神社付近に私が辿り着いた時に、木々の向こうから声をかけてもらいました。
親切で素敵なご夫婦でした。
ここからは材木岳を目指して行きます。
前回登った道とは反対方向から登るとまた感じが変わった気がしました。
何が違うかというと、前回は下りの道が登りっぱの道になったということです。
同じ道でありながらも私の疲労度合いが違いました。
材木岳へと着きましたが、中岳へ向かう入り口がすぐには見つけられませんでした。
何となく、材木岳の案内板を見ていると奥の方にピンクのリボンが見えました。
中岳への案内板が無かったのですが、とりあえずここの道を進むことにしました。
この道に入っていくつものピンクのリボンが木にかけられていたので、十中八九ここだと思いました。
ただ、この道はまっすぐに登山道を進むのではなく、細い木々が進行を妨げるので、ピンクのリボンを追って右に行ったり左に行ったりして進まないと行けませんでした。
案内板も無く、似たような木々の景色が進んだ距離感を無くし、時折ピンクのリボンの間隔が遠くなることが判断を迷わせました。
何だか、どう進めばいいのかどこまで進めばゴールにたどり着くか分からないという点では、子どもの頃に遊園地で遊んだミラーハウスを思い出します。
ピンクのリボンは、間隔が遠くても立ち止まってじっくり見れば見つかりますので、勘で進まないように注意して下さい。
そんなこんなで一つ目のポイントである中岳へと辿り着きました。
ポカリ水を飲んだらすぐに東岳へと向かいます。
少しすると、足元の両脇が緑に覆われた細い道になっていきました。
それも途中までで、再び木々の間を右往左往する道になりました。
ある程度進んだ所で、フェンスと建物が見えてきました。
ご夫婦の話でも出ましたが、変電所のようです。
分かりやすい目印を見つけてホッとします。
変電所からはそう長くはかかりませんでした。
というわけで、東岳山頂へと辿り着きました。
なぜ、こんなちっこい立札の写真になったかというと他の写真はブレブレだったからです。
周りの景色と一緒に撮った上の一枚が無事で良かったです。
目的は達成したので下山を開始します。
良い体験ができました。
ありがとうございました。