長尾山・本仏石 ~哲学登山~
2021-11-17
姶良市の県民の森にある長尾山と本仏石(ほんほとけいし)に行ってきました。
姶良市は、人口が約7万7千人で若干増加傾向のある鹿児島のベッドタウンです。
鹿児島市と霧島市に挟まれているため、朝と夕方の国道は車がよく行き交います。
蒲生町には、環境庁より「日本一の巨樹」と認められた、国特別天然記念物である大クスの木があります。
また、加治木町の名物の酒まんじゅうである「加治木まんじゅう」は絶品です。専門店で買って出来立てほやほやの加治木まんじゅうを召し上がってみてください。
そして、姶良町には大きなイオンがあります。
なんと映画館付きです。
ナイトシアターもあるため、仕事帰りによることも出来ます。
姶良市には、キャンプや川遊びが楽しめる県民の森があり、今回の山はそこにあります。
車は南口に停めます。
駐車場は3台ほどのスペース、トイレつきなので安心して登山に臨むことが出来ます。
キャンプ場があってファミリー層も利用が多いであろう今回の山ですが、藪漕ぎはしないでいい登りやすい道です。
私も周囲の景色に目を向ける余裕が生まれています
この他いくつもの木についての案内板がありました。
森の木々の勉強にはうってつけの場所です。
そんなこんなで登り道を歩いていくと・・・
ちょっときつくなってきました。
ここ一か月半でいくつも山を歩いてきた気になっていましたが、体はまだ山に順応していなかったようです。
へーこらへーこらと登って行くと、目印のピンクのリボンが頼もしく感じてきます。
急勾配でないことが幸いです。
道はゆったりとした感じで、木々の景色もいいです。
しばらく歩くと、長尾山の山頂らしきところにたどり着きました。
小屋と展望台があります。
ひとまず展望台からの景色を見に行きます。
※写真は、指が写っていたのでなしで
まずまずの景色でした。
どの方角にどの山があるのかの案内版があって分かりやすかったです。
しかし、長尾山には標高が書いてある看板がないのですね。
記念に一枚撮りたかった・・・。
気を取り直して、隣の本仏石に向かいます。
道中、立て札を見つけます。
私の頭に浮かんだは、
「ハイキングと登山の違いって何だろう?」
ということでした。
私のイメージとしては、
ハイキングは野原や川沿い、ちょっとした山を歩くこと
登山は山を登ること
です。
この山は、標高1000m未満でガチの登山者にしてみれば、
ちょっとした山に入ると思います。
私からしても低山に分類する山だと思います。
しかし、ハイキングには汗をかいてゼーゼーと息を吐き出し、水をがぶ飲みするようなイメージはありません。
今の私の状態を確認します。
汗・・・かいとる
息・・・ゼーゼー
水・・・いつの間にか半分以上減ってる
パターン青 登山です!
納得した私は、先へ進みます。
3枚目は下り坂っていうよりも斜面を下っているようなものでし
た。
これはもう登山でしょう。
長尾山に比べて本仏石は結構きつい道がありました。
ファミリー層は本仏石に登るのでしょうか?
たくましいです。
危ないので、ロープはしっかりと握って昇り降りすることを強くおすすめします。
そうするうちに本仏石の山頂へとたどり着きました。
こちらも標高が書いてある看板はありませんでした。
長尾山は680m、本仏石は670mでした。
山頂の石の上には小さなほこらがありました。
小銭がいくつも置いてあったので、私も百円を置きます。
帰りは、登りとは別の下山コースがあるのでそちらから戻ります。
よく見れば上はハイキング、下は登山道とあります。
ごっちゃ混ぜになっています。
ここで哲学の答えはでました。
ハイキングと登山はいがみ合うものではない、お互い共存する道を選べばいいんだと・・・。
その時に好きな言葉を選べばいいんです。
少なくともこの山では。
二つの案内板がその証拠です。
肩の荷がおりた私は下山を続けます。
さて、下山し終わりましたが車道を通って南口に向かう必要があります。
今は、キャンプもシーズンオフなので車の通りもほとんどないため、のんびり歩いて行きます。
道中、立派なヤマザクラもあったので、春の景色も楽しみです。
その後、無事に駐車場に着きました。
登山開始してから、元の駐車場に戻るまでで約2時間でした。
良い運動になりました。
ありがとうございました。