高隈山 御岳 ~県内一のごろごろ達成登山~
2021-12-5
今回は、大隅半島の鹿屋市と垂水市をまたぐ高隈山の御岳に行ってきました。
高隈山はいくつかの山の総称で、御岳は大箆柄岳(おおのがらだけ)に次いで2番目に高い山です。
標高は、1182mです。
鹿屋市についてですが、人口10万人を越えており、県内でも3番目の街になります。
日本最大級のバラ園「かのやばら園」があり、春は5月頃からが見ごろだそうです。
また、高隈山の麓には大隅湖という湖があり、周辺では季節によって桜やアジサイ、紅葉を楽しめます。
全国で廃校を利用した施設がありますが、鹿屋市でも「ユクサ おおすみ海の学校」という所では、ホテル利用や食事、アウトドア活動などが楽しめます。
話を登山に戻します。
御岳の駐車場ですが、海沿いの国道220号線を下っていくと高隅山の案内版がありますので、その方向に従って左折してください。
あとは、目印としては高隈山の付近にある鳴之尾(めいのお)牧場を目指しつつ、途中で見かける高隈山の案内板通りに進んで行けば、たどり着くと思います。
駐車場は、2か所あります。
少し歩きますが、一番最初に通る駐車場が広くて停めやすいのでオススメです。
2つ目の駐車場には、簡易トイレがあります。
車を停めて登山口まで行くと、鳥の数を確認するときに使うようなカウンターが置いてあります。
どうやら登山者数を記録しているようです。
押して、進んで行きます。
まず最初にテレビ塔を目指していきます。
登山道ですが、初めからなかなか勾配があります。
序盤でばてないように、あまり急がずに登っていきます。
いくらか進んで行くと、テレビ塔に着きました。
この地点でも景色がいいです。
テレビ塔の脇に小山に登る道がありました。
頂上に着くと、そこには「忠兵衛岳」と書かれた石碑がありました。
人物名で間違いないのでしょうが、どのような方だったのでしょうか。勉強不足です。
忠兵衛岳を下りて、テレビ塔の左奥の登山道へと進んで行きます。
岩肌が見える登山道を進んで行きますが、これが結構きつい。
息を切らして登っていきました。
私からすれば急勾配と言える道が続き、ただ登ることのみを考えている状態でした。
ここを登るファミリー上級者には感服いたします。
息を切らし、汗だく状態でふと足元見ると霜柱が立っていました。
まだあたたかい日が続いていた鹿児島ですが、一足早く冬の景色を見れました。
この辺りは土質のせいか、岩が無くても足を滑らしやすい道なので注意して進みました。
そして、山頂へと辿り着きました。
山頂から写真を撮っていたのですが、ここで先に来られていた登山者が下山し始めました。
今、山頂には私以外誰もいません。
周りをキョロキョロと見まわし、ごろんと横になります。
本日はお日柄も大変良く、私を日光浴に誘いました。
休日に予定を立てないときは、部屋でごろごろしてしまう私ですが、標高1182m地点でごろごろするのも至福です。
見た感じ大箆柄岳はごろごろするのに向いていないでしょうし、霧島山を除けば(いや、きっと人の多い霧島山にもいないであろう)、鹿児島県内で今私は一番高い所でごろごろしている人類でしょう。
なんだか快い気分です。
※この感想は根拠のあるデータを用いたものではありません。
また、宮之浦岳など島の方は考えておりません。
気持ちがよくて10分ほどごろごろしていました。
絶景という名の調味料を加えたお菓子をおいしくいただき、下山を開始します。
下りも滑りやすい道を進みましたが、どれぐらい滑るのか気になってしまい、木の幹に手をかけて、ややぬかるんだような坂道(3つのルートで一番滑りやすそうな道)に足を踏み入れました。
速攻でずざーっと足を滑らしました。
木に手をかけていなければ、そのまま坂道を3mほど滑らしていたかもしれません。
身体も無事で服も汚さずに済みましたが、やはりどの道をすすむかという考えは大事です。
下山時は、一度通ったことと疲労で気が抜けがちですが、登り同様に注意をした方がいいと思います。
無事に下山した私は、車内でお昼ご飯を済ませ帰宅の途につきました。
車内で食べたのは、お菓子で腹が膨れていたからです。
良い体験でした。
ありがとうございました。